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学びを振り返ります

ブレイクセルフ 自分を変える思考法 / 伊藤 羊一

要約

自分なりの人生を歩みたい、でも何から始めたらいいか分からない。そんなモヤモヤを募らせてきた人のために書かれた本。

伊藤さんの頭の中を言語化したリズムなのでサクサク読めます。実体験を交えているため腹落ち感がありますねー!

 
目次に沿って読み進めていけばゼロスタートの自分からどのような順序で自分をブレイクしていばよいか書かれている。
 
第1章 羞恥心をブレイクせよ
第2章 恐怖心をブレイクせよ
第3章 続けることをブレイクせよ
第4章 心の声に従ってブレイクせよ
第5章 自分をブレイクせよ
  

引用を交えた感想

何かをアウトプットするためにはその前にインプットが必要だ。素材がなければ表現はできない。

まさにその通り。人間は経験の範囲内でしかやりたいと思うことができない。タコワサが大好物な子供が、食べたことのないのに「タコワサ食べたい」なんて言わないですよね。やりたいことがなければインプットすることから始めよう。

★ 羞恥心、恐怖心をブレイクせよ。

 

これまでの人生であなたが自分の意志で選択したのはどんな場面だっただろうか?

あなたが大切にしている想いの種が隠れているはず。この気持ちを大切に育て続けることで魂がこもってくる。何が正解か分からない、不安かもしれないけど、あなたならではの道を切り開こう。

★ 続けることをブレイクせよ。

 

あなたはどんなことで人を笑顔にできるだろうか?

この問いを言語化することで、あなたならではの人生を歩むためのヒントを見出すことができるのではないだろうか。人に何かをgiveして喜んでもらえたものは?物質的なものでなくても非物質的なもの(気持ち)でもいい。それがあなたの価値だ。

★ 心の声に従ってブレイクせよ。自分をブレイクせよ。 

 

 まとめ

あなたがアウトプットするべきことは何だろうか。表現することはあるに決まっている。伊藤さんらしい熱のこもった内容が伝わり、アウトプットとしてこの書評を書かせていただきました。

 

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム / クレイトン M クリステンセン

本書を選んだ理由

「新規事業を進めたい人の必携書」として推薦される書籍。読むことで新たなヒントが見つかるかもしれないと思い手に取ることにした。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位!  ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: 単行本
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本書の内容

ジョブ理論とは、顧客がどのようなものを買い、どのようなものを買わないのか意思決定に至るロジックを説明する理論。
 本書で言うジョブとは、"片づけるべき仕事"として解釈されている。
 
「ドリルを買う人はドリルが欲しいのではない。穴が欲しいのだ」
 
いきなりの冒頭文からは決して競合がドリルメーカーだけなのではなく、顧客の要望を満たす全てのモノが競合になる、ということと気づかされ、ハッとなる。
 
その他、日常生活での具体例を交えながら顧客がモノを購入するまでの経緯をジョブ理論を交えて説明している。
  

引用を交えた感想

顧客が商品を買うということは何らかのジョブを片付けるため

このブランドを選択しておけば間違いない、というようなポジションを目指すべき。

通販で買い物をするときにamazonのカスタマーレビューをチェックするように

顧客がジョブを片付けたいときに頭にすぐ浮かぶブランドになるべき。

 

顧客がジョブを片付けたくなったときに頭にすぐ浮かぶブランドになる 

どのぐらい顧客のジョブを効率よく片付けているかを測る尺度として認知度がある。

検索ブラウザのgoogleだと、「ググる」など一般認知されると動詞になって表現されるぐらいにになるべき。

  

顧客のジョブを理解する基盤を築き戦略を立てれば運に頼る必要はなくなる

 変化の速い現代では運任せでは時間もリソースも足りない。チャレンジはジョブ理論を活用し成功確率を高めるべき。

 

 まとめ

印象に残ったのは全ての消費のメカニズムを開発者目線ではなく顧客目線で理論を説いていること。多機能製品に走りがちな日本メーカーからはなかなか出てこない発想だ。

もし「なぜこの商品は売れているのか」という疑問を体系的に、そして他人に説明できるまでのレベルまで落とし込みたいならば一読してみる価値はある書籍だった。